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完全ガイド 2026

バーチャルオフィスとは?
徹底解説

起業・副業・フリーランスに必須のビジネスインフラ。仕組み・料金・選び方をプロが解説

基礎知識

バーチャルオフィスとは

バーチャルオフィスとは、物理的なオフィススペースを借りることなく、ビジネス用の住所・電話番号・郵便物受取などのサービスを利用できるサービスです。

2020年代に入り、リモートワークの普及やスタートアップ・フリーランスの増加に伴い、バーチャルオフィスの需要は急速に拡大しています。

自宅で仕事をしていても、名刺やWebサイトに「東京都港区〇〇」「大阪市中央区〇〇」といった都心の一等地住所を記載でき、ビジネスの信頼性を高められます。

バーチャルオフィスでできること

  • 都心一等地の住所を名刺・Webサイトに掲載
  • 法人登記(会社設立時の本店所在地として利用)
  • 郵便物・宅配便の受取・転送
  • 電話番号の取得・電話転送・電話秘書サービス
  • 会議室の利用(拠点によって)
  • 特定商取引法に基づく表記への住所記載
サービス詳細

バーチャルオフィスの主なサービス

4つの基本サービスを詳しく解説

📍

住所利用サービス

ビジネス用住所として利用可能。名刺、Webサイト、契約書、請求書などに記載できます。

利用シーン

  • 名刺・封筒への住所印刷
  • Webサイト・ECサイトの会社概要
  • 特定商取引法に基づく表記
  • 契約書・請求書の発行元住所
  • Googleマイビジネス登録
相場 月額 500円〜3,000円
📬

郵便物転送サービス

届いた郵便物・宅配便を指定住所に転送。到着通知機能付きのサービスも。

転送頻度の種類

  • 週1回転送:最も一般的。通常の郵便物向け
  • 月1〜2回転送:郵便物が少ない方向け
  • 即日転送:急ぎの書類がある場合(有料オプション)
  • 来店受取:直接取りに行くことも可能
相場 基本料金に含む〜月額1,000円
📞

電話サービス

専用の電話番号を取得。転送・秘書代行など複数のオプションがあります。

電話サービスの種類

  • 電話番号貸出:03/06などの市外局番を取得
  • 電話転送:かかってきた電話を携帯等に転送
  • 電話秘書:オペレーターが一次対応
  • FAX転送:FAXをPDFでメール転送
相場 月額 2,000円〜10,000円
🏢

法人登記サービス

会社設立時の本店所在地として登記が可能。株式会社・合同会社どちらも対応。

法人登記のポイント

  • 登記簿謄本に住所が記載される
  • 税務署・社会保険の届出にも使用
  • 銀行口座開設時の本店住所として利用
  • 許認可申請の住所として使用可能な場合も
相場 基本料金に含む〜月額2,000円追加
対象者

バーチャルオフィスはこんな人におすすめ

🚀

起業家・スタートアップ

法人登記が必要だが、まだオフィスを構えるほどではない。都心の住所でビジネスの信頼性を高めたい。

メリット:初期コストを抑えて法人設立が可能
💻

フリーランス・個人事業主

自宅住所を公開したくない。プライバシーを守りながらビジネスを展開したい。

メリット:自宅住所を守りつつ信頼性UP
🛒

ネットショップ運営者

特定商取引法に基づく表記に住所を載せる必要があるが、自宅は避けたい。

メリット:法令を遵守しつつプライバシー保護
📱

副業・複業ワーカー

本業とは別の事業を始めたい。低コストでビジネスの基盤を整えたい。

メリット:月額500円〜で事業用住所を確保
🌏

地方在住者

地方に住んでいるが、東京や大阪の住所でビジネスを展開したい。

メリット:どこにいても都心住所でビジネス可能
🏠

リモートワーカー

オフィスに出社せず自宅で仕事をしているが、ビジネス用住所が必要。

メリット:自宅を会社として公開せずに済む
比較検討

バーチャルオフィスのメリット・デメリット

✓ メリット

1. 圧倒的な低コスト

月額500円〜5,000円程度で都心の住所が使える。通常のオフィス賃貸(月額数十万円〜)と比べて1/100以下のコスト。

2. 一等地の住所でブランディング

「東京都港区」「大阪市中央区」など、信頼性の高い住所をビジネスに使用可能。取引先や顧客からの印象が向上。

3. プライバシーの保護

自宅住所をネットや名刺に公開する必要がない。ストーカー被害やトラブル防止に。

4. すぐに利用開始できる

申込から最短即日〜数日で利用開始。オフィス探しや内装工事は不要。

5. 場所を選ばない

地方在住でも東京の住所でビジネスが可能。海外在住者の日本法人設立にも。

✗ デメリット

1. 同じ住所を使う他社がある

バーチャルオフィスの住所は複数の企業が共有。住所で検索すると他社も表示される可能性。

対策:知名度の高いバーチャルオフィスは避ける、または気にしない

2. 銀行口座開設で審査が厳しい場合も

一部の銀行ではバーチャルオフィスの住所での口座開設に慎重な対応をすることも。

対策:口座開設実績のあるサービスを選ぶ、ネット銀行を活用

3. 許認可が取れない業種がある

人材派遣業、建設業など一部の許認可はバーチャルオフィスでは取得不可。

対策:事前に管轄官庁に確認する

4. 郵便物にタイムラグがある

郵便物は転送されるため、届くまでに1〜7日程度かかる。

対策:即日転送オプションを活用、重要書類は直接受取

5. 来客対応ができない

突然の来客には対応できない(会議室予約が必要)。

対策:会議室付きプランを選ぶ、事前予約で対応

費用

バーチャルオフィスの料金相場

格安プラン 月額 500円〜1,000円 住所利用のみ。郵便転送は実費
プレミアムプラン 月額 5,000円〜20,000円 電話秘書・会議室利用込み

初期費用の内訳

入会金・登録料 0円〜10,000円
保証金・デポジット 0円〜月額1ヶ月分
事務手数料 0円〜5,000円

年間コストの試算例

最安プラン 550円×12ヶ月+初期費用6,600円 = 年間 13,200円
人気プラン 1,650円×12ヶ月+初期費用5,500円 = 年間 25,300円
電話付きプラン 5,000円×12ヶ月+初期費用0円 = 年間 60,000円
銀行

バーチャルオフィスでの銀行口座開設

バーチャルオフィスの住所で法人銀行口座を開設することは可能です。ただし、銀行によって審査基準が異なるため、事前の準備が重要です。

口座開設しやすい銀行

ネット銀行(比較的開設しやすい)

  • GMOあおぞらネット銀行
  • PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行

メガバンク・地方銀行

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行

※審査が厳しい傾向。事業実績があると有利

口座開設のコツ

  1. 事業計画書を準備する

    具体的な事業内容、売上見込み、取引先などを記載した事業計画書を用意

  2. ホームページを作成しておく

    事業内容が分かるWebサイトがあると審査でプラスに

  3. 口座開設実績のあるバーチャルオフィスを選ぶ

    GMOオフィスサポートやレゾナンスなど実績の多いサービスを利用

  4. 複数の銀行に申し込む

    1行に断られても他行で開設できる場合も。ネット銀行から始めるのがおすすめ

選び方

バーチャルオフィスの選び方

失敗しないための5つのチェックポイント

1

料金体系を確認

月額料金だけでなく、初期費用、郵便転送料、オプション料金まで確認。「月額500円」でも転送料が高いケースも。

チェック:総額で年間いくらかかるか試算
2

住所の立地・ブランド

「渋谷区」「港区」など、ビジネスシーンで信頼される住所かどうか。ビルの知名度も重要。

チェック:住所をGoogle検索して印象を確認
3

法人登記の可否

将来的に法人化を考えているなら、法人登記OKのプランを選択。プランによって対応が異なる場合も。

チェック:法人登記の追加料金も確認
4

郵便物の転送頻度

週1回転送か月1回転送か。急ぎの郵便物が多い場合は即日転送オプションの有無も確認。

チェック:到着通知機能があると便利
5

運営会社の信頼性

運営会社の実績、サービス提供年数、口コミ評価を確認。急な閉鎖リスクを避ける。

チェック:上場企業運営や老舗が安心
比較

バーチャルオフィス vs 類似サービス

項目 バーチャルオフィス レンタルオフィス コワーキングスペース シェアオフィス
作業スペース なし 個室あり 共有スペース 固定デスク
住所利用 △(サービスによる)
法人登記
月額費用 500円〜 30,000円〜 10,000円〜 20,000円〜
おすすめの人 住所だけ必要な人 専用個室が必要な人 作業場所が必要な人 固定席が欲しい人

どれを選ぶべき?

  • 自宅で仕事ができる → バーチャルオフィスでOK
  • 作業場所が必要 → コワーキングスペース or シェアオフィス
  • 個室で集中したい → レンタルオフィス
  • 来客対応が多い → レンタルオフィス or 会議室付きバーチャルオフィス
FAQ

よくある質問

いいえ、バーチャルオフィスの利用は完全に合法です。会社法上、本店所在地として登記するために実体のあるオフィスを構える義務はありません。実際に多くの企業がバーチャルオフィスを利用して法人登記を行っています。

はい、個人事業主の方も利用可能です。むしろ、自宅住所を公開したくない個人事業主やフリーランスの方に人気のサービスです。確定申告の際の事業所住所としても使用できます。

多くのバーチャルオフィスでは、申込から最短即日〜3営業日程度で利用を開始できます。本人確認書類の提出と審査が必要ですが、オンラインで完結するサービスも多いです。

サービスによって異なります。GMOオフィスサポートなど月単位契約のサービスは違約金なしで解約可能です。年間契約の場合は、残期間分の料金が発生することもあるため、契約前に確認しましょう。

はい、多くのバーチャルオフィスで宅配便の受取も可能です。ただし、サイズや重量に制限がある場合や、受取に追加料金がかかる場合があります。大型の荷物が多い場合は事前に確認しましょう。

はい、問題ありません。バーチャルオフィスの住所は、名刺、Webサイト、パンフレット、請求書、契約書など、あらゆるビジネス文書に記載できます。これがバーチャルオフィスの主要なサービスの一つです。

バーチャルオフィスの利用自体は税務上の問題にはなりません。ただし、実際に事業を行っていること、適切な帳簿管理を行っていることが前提です。税務調査では事業の実態を確認されますので、通常の事業者と同様の対応で問題ありません。

はい、複数のバーチャルオフィスを同時に契約することは可能です。複数の住所を持つことで、エリアごとの営業拠点を持つことができます。ただし、法人登記できる本店住所は1つです。

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